俎上之鯉

　こんばんは、久々にエロゲのプレイ後感想です。ネタバレしたほうが書きやすいので若干ネタバレ有で書きますよー。まだクリアしてない方は観ない方が注意。

　さて、今回の鬼くる。物語全体の感想としてはとてもすっきり出来る造りになってると思います。起承転結の流れがとてもわかりやすく、それでいてテンポの良い物語だと思います。
　私独自の感想としては、書き手のエゴを感じさせない良質な物語というのが率直なところです。
　随分と上から目線な感想になってしまいましたがご容赦ください。
「書き手のエゴ」というのは、読み手の事よりも自分の書きたいものを書き連ねているか否かという点なんですが、この点に関してこの作品は殆どないと言っていいと思います。
　まずコンセプトがはっきりしていて、物語の筋書きが明瞭であること。これはオチがわかりやすいとかそういう事ではなく、読み手を置いてきぼりにしていないという事です。そんなの当たり前だと思う方もいるかもしれませんけれども、登場人物のバックボーンと表面上に現れているキャラクター性のギャップを考えるとかなり難易度が高い事だと私は思う訳ですよ。
　ＨＰやキャラ紹介ＣＧを見ただけではまさか晴子と陽人があんな過去があるなんて想像できなかったです。
　それは、物語序盤から伏線が散りばめられていることでしたが、そのギャップ、その狂気は恐怖とは別の驚きを感じました。
　しかし、それがあったからこそ、晴子にも凛々にも陽人にも、虚姫にも大いに感情移入出来ました。
　私は三者三様にヒロインが好きですが、とりわけ好きなのが虚姫とその他二人の主人公に対する温度の差が好きです。虚姫のルートに突入するには、まず、凛々と晴子のルートをクリアしなければならないのですが虚姫の場合、他二人のルートでは3人の関係を見守る傍観者に徹していました。逆に言えばその二人は陽人に対して好感度がＭＡＸな訳ですね。二人は陽人を「恋」を超えて「愛」していると解釈した訳ですが虚姫に関しては「恋」が来て「愛」に変わる瞬間がとても可愛らしく尊く思えましたｗ
　まぁ晴子姉ちゃんは「愛」が限界突破したので、其処も見ごたえあったんですが……ｗ

　あ、さーせん凛々の事も語るから今はちょっと待ってね。

　で、虚姫ちゃんはぶっちゃけ個人的に結末まで読むのが一番辛かったヒロインな訳ですが……それも含めて素晴らしいＥＤだったと思うのです。
　最後の最後の結末は賛否両論ありそうですが、私はどちらに転んでもいいＥＤになったんじゃないかなぁと思います。この辺はもしかしたら商業ゲーならではのジレンマかもしれませんね……。
　やべ、怒られそうｗ

　凛々ちゃんはねぇ、なんというかいい女というか、肝が据わってるというか、陽人が羨ましくなるほど素敵な女性でしたよ。
　うん、ハル姉はちょっと黙ってようか……。あなた物語とは別次元で一番おいしいポジションだったでしょ!!!!

　晴子姉ちゃんに関しては個別ルートもよかったんですけど、別の意味で美味しすぎてそっちの印象が強くなってしまってｗｗｗｗ
　なんか、感想が脇道それちゃったけれどもとてもいい作品なのでみなさんプレイしましょう。

　最後にメーカーさんに一言。

　田井中さんのＦＤ出しましょうよ。（威圧

　

　久々にいいヌキゲーに出逢ったので、レビューしようかと思います。
　若干ネタバレなので注意。
　まず結構インパクトのあるタイトルだけども、まぁタイトル通りというか、詐欺系の釣りという事は無い。このゲームで特執すべききはヒロインはビッチだけど、本番はさせてくれない。という点ではないだろうか。
　

　曰く、「ちんぽ挿入したら“浮気”になっちゃう」という事らしい（本人談）

　なんともビッチならではの思想である。
　という事は即ち、挿入さえしなければ"浮気"ではない訳である。（ﾔｯﾀｾﾞ
　というわけで、ちーちゃん、マジでちんぽさえマンコに居れなかったら何でもしてくれます。
　それはそれはマニアックで変態プレイも快諾してくれて、ﾇｯｺﾇｯｺﾊﾞﾝｻﾞｲな訳だが……そもそも主人公である「こーちん」に何故そんなウルトラ級の幸運が音連れたのかと言えば「ちーちゃん」に勉強を教えるお礼に下のお世話をしてくれるという事だそうな……。何故ビッチで成績下位のちーちゃんが勉強をしようと思い立ったのか、それはこのエロゲで最も重要なファクターであるのだがこーちんは「意外と将来の事を考えてるんだ。人に教えるのも勉強になるし、教えてあげよう！（下心込みで」という運びになる。まぁこの辺は結構自然な流れですね。

　で、このエロゲのおすすめポイントとして「挿入出来ないもどかしさ」と「カレシに対する嫉妬」という二重苦が一緒に味わえるという点ではないかと思う。
　実際私も嫉妬に苦しみましたよ。ちーちゃん、ビッチだけど基本的にいい娘なのだ。性に対して他人よりあけっぴろなだけなのだ。
　だから、ちんぽ可愛がってくれるビッチのカレシを羨むのは、ごく自然な事なのです。
　物語が進むにつれて所々ちりばめられた伏線をごくごく丁寧に、嫌みのない回収をし、終結するんですが……

　ヌキゲーで真剣泣きしたのは初めてじゃないだろうか。というくらいに感動した。

　いやぁ、本当にいいシナリオでした。
　まさか購入した時こんなにもちーちゃんが好きになるとは思わなかったです。勿論ヌキゲーだし、すごくエロさという面でもよかったんだけど、ヒロインを女の子として好きになるとは思ってなかった。
　まぁこの辺は下衆な趣向なんだけどＳＥＸは愛情なくても出来るわけですよ。つまり「行為」ではなく「処理」な訳ですな。執者も後者目的で購入した訳ですが、ラスト「ごめんね、ちーちゃん」と謝りました。
　このレビューを観て、気になった方は是非購入してください。
　とてもいいエロゲですよ。
　ちょうどＤＭＭさんで割引中なので今のうちに。

バカだけど、チンチンしゃぶるのだけはじょうずなちーちゃん☆こういう出会いがあるからエロゲはやめらんないぜ

※ネタバレあり


　執者イチオシ作品。
　完成度の高いホラー作品。
　ホラーと言っても映画のようなおっかなびっくりする演出は少なく苦手な人でも楽しめる作品。現に執者もホラーは苦手だが顔を覆ったり【ビクッ】となったりはしない。
　ただぞっとするような感覚は味わえる。
　ものがたりは主人公【加賀見　真（かがみ　まこと）】が亡くなった祖父の家に引っ越した初日、座敷童を名乗る少女と出会うところから始まる。
　この座敷童完全なヒキニートである。
　守護だなんだと言いながら真の貯金を食いつぶしながらネトゲやらソシャゲに勤しむロリ婆でおまけ程度のルートが用意されている。
　そんなごくつぶしニートから【加賀見家のお役目】について説明を受ける真君。
　戸惑いながらもそのお役目を果たす事を了承する。
この【お役目】というのがとても大事なキーであり、根幹である。
　本作品の魅力は厨二系退魔シナリオとは一味違う日常の中にある非現実的日常というところにあると思う。
【鬼】という厨二に走りがちな設定をとても自然な形で日常に溶け込ませているように思う。【お役目】に必要不可欠な鬼という存在。だからこそその範疇を超えず脱線もしないライターが書く世界観の中で極めて重要な役割を共通も含め全√通して全うしているのだ。これは本当に大事な事で大風呂敷を広げるだけ広げて台無しにするシナリオと一線を隔す条件であると個人的には考える。
　派手さはないが脱線や蛇足をするより遥かにいい。

　恋愛という面に於いてこの作品は、純愛である。と言い切れるのだけども、如何せんドセンターヒロインの滝川琴莉ちゃんのためにある作品と言っても過言ではないため、他の攻略ヒロインに関しては人によっては物足りなくなるかもしれない。
　エッチシーンはそれなりに数があったように思うが執者は基本的にエロシーンを飛ばす人なのでよく覚えていない。でも芙蓉さんエロいで、マジで。
　おすすめの攻略順としては琴莉ちゃんは最後にした方がいい。という以外特にないです。その他エロゲビュアー達意見も見てみて購入されるのがよろしいかと存じます。念を押して言いますが、執者はイチオシしますよ。ＤＭＭでも販売してますので、是非どうぞー。
　最後に一つネタバレを






























































































































鬼は攻略対象じゃありません（血涙

　ブログネタがないんでエロゲをプレイした感想をちょくちょく書いて行く事にします。
　
　※攻略済みの人向け感想なので注意※











　千の刃濤、桃花染の皇姫……9月23日オーガストさんから発売されたゲーム。ざっくり要点をまとめると戦争に負けた国のお姫様が忠臣と一緒に復興を目指すというお話。

　復讐劇ともいえる内容でしたがそこに重点を置いてる訳でもないと思うので割愛。
　私が抱いた感想を率直に言うと思想強いなーです。
　何の思想かは言わずもがな……。
　まぁ、ぶっちゃけると日本とアメリカがモデルになってる国の関係性を偏りつつ極端に書ききってますね。
　皇国は中華王朝と日本を足したような国。共和国はまぁ、メリケンに限りなく近いなーという印象でした。
　世界観についてはしっかり作りこまれてて主人公が武人というのも個人的には好きです。
　シナリオについても王道を抑えつつ徹底して世界観を守って書きぬいたという点ですごくよかったです。
　ただ、これだけは言っておかないといけない。
　ヒロインは5人いるけど姫様以外はおまけ。
　文字通りおまけ。なにがおまけかといえば、エロゲクリア後に解放されるアフター並みのボリュームであるという点に尽きる。正直個人的には、姫以外はエクストラ行きでよかったんじゃないかと思う。シナリオ的に姫様以外のルートがおまけになってしまうのは致し方無いと思う。私自身アマとはいえシナリオを書いてる身として、姫以外のヒロインを同等のボリュームで書けと言われたら無理です。と即答する。
　悲しいかな商業ゲーは“売らない”といけないので、姫だけに絞れないのも仕方ない事なのかもしれないけれど、正直ああいう形で拾っていくなら切り捨ててもっと姫とのアフターのイチャイチャをやってくれと思ってしまう。
　個人的に寄り道せずしょっぱなから姫さんを攻略することをお勧めする。自分もその口である。
　非常に良質なシナリオなので是非プレイして頂きたい。


















ほとりちゃんかわいいよ……(ﾎﾞｿ






今後も定期的に感想を書いていきますので、もし購入迷ってるとかこのエロゲやってみてなどのおすすめありましたらコメントください―。