作中最強
2023.3.24 毎日投稿 第81回
“作中最強”という設定は、なかなか扱いが難しい。
呪術廻戦の五条悟やヘルシングのアーカードなども強すぎてしまって、雑魚処理専門みたいな立ち位置になりがちだ。
こういった最強キャラを物語で扱う場合、手段として、封印だったりとかデバフして弱体化させるのが手段の一つだ。
古くはドラゴンボールGTの孫悟空も強すぎるから弱体化させるために子供の姿にさせられている。
僕の作品でも、作中最強という存在が居る。
多聞天である。
もう彼の場合、理屈抜きで最強という設定にしているので、自分自身で扱いに少々難儀している。
まず、彼の場合、純粋に最強なので、戦闘にならない。
敵を斃す行為=駆除というくらいに極端であり、攻撃方法も単純だ。
ワンパンで片が付くから、殴ればいいし、面倒だったら手をかざして、炎を放てばいい。
もっと単純にデカくなって踏みつぶすでもいい。
圧倒的力の前では、小細工など不要!
という僕の知能の低さが伺える設定である。
自分で設定しておいて、彼を斃す、乃至御する手段があまり思いつかないでいる。
ラスボスとの対決は勿論、広目天とはしっかりと戦闘のシーンを描きたいと考えているので、中々苦心している。
幾つかパターンを考えたが、面白いと確信をもって言えるほどの自信はない。
まぁ、案ずるより産むがやすしという言葉の通り、一度書き上げてみるのもいいかもしれない。
このブログで、やりたいと言って、結局実現していないのでいい加減小説を書くことにトライしていきたいと思っている。
鯉庵