続・ひとりぼっち東京/舞台の感想
2023.5.24 毎日投稿 第144回
東京の路線というのは田舎と違って沢山あって複雑で、頭に東西南北が付いた駅名やら同じ駅でも地下鉄ルートやら路線の経由でアクセスの仕方がだいぶ違うので。新宿歌舞伎町タワーに行くのに結構戸惑ってしまった。
池袋→高田馬場→西部新宿というルートだったのだが、「新宿なら乗り換えなしだけど」とアドバイスされたが、歌舞伎町タワーまでが遠かったので、西武新宿駅を選択。
駅から徒歩1分となっていたが、段差が多くてちょっとイラっとしてしまった。
無事歌舞伎町タワーに到着し、事前に伺っていたスタッフさんに電話。
集合場所から誘導で会場へ移動。
僕の他にもう一人車椅子のお客さんが居てご年配の方だったので珍しいなと思いつつも縦並びで着席。
想像以上に舞台の近くだったので驚いた。
流石S席。
特にグッズ等は購入せず、そのまま開演を待つ。
舞台の感想としては、ハッキリ言うと、エヴァファンは観ない方がいいと思った。
演出も演者の芝居もとても良いのだが、如何せんシナリオとキャラクターと設定がアレだった。
ぶっちゃけエヴァンゲリオンの下位互換である。
劣化版だ。
登場するキャラクターが全部オリジナルの劣化コピーで立ち位置や設定も似通っている。
この時点でだいぶ観る気が失せて帰ろうかと過ったほどだ。
やたらメッセージ性があり、説教臭い。
オリジナルもあるにはあるが、薄い。
安っぽいチープなメッセージを只管聞かされるのである。
まともに見る気もなくなったので、キャラの名前は憶えていない。
演技や演出はとてもよかった。
エヴァの戦闘シーンの演出は、かなり良かった。
かなり精巧につくられたドでかいエヴァがワイヤーで釣られた演者と動きがリンクしていて見ごたえがあった。
あと、劇中何度もあるダンスが観てて面白かった。
「人間ってこんなキモイ動き出来るんだ」と感動した。
脚本以外は概ね満足だが、綾波レイポジションのキャラが結局まともに登場しなかったので何だったのだろうというモヤモヤもある。
ぶっちゃけちょっと後悔した。
鯉庵