矢吹健太郎(To Loveる展)へ行った話
2023.1.22 毎日投稿 第22回
To Loveる展に行くことが叶った。
年明け前からの計画であり、友人と相談して昨日晴れて東京へ出向いたのである。
コロナ禍でなかなか行きづらい状況ではあったが、何とか実現できてうれしい限りだ。
僕が矢吹健太郎先生を知ったのは、To Loveる連載以前の【BLACK CAT】の時代からである。
妹が買った漫画を無造作に置きっぱなしになっていたものを読んだことっだと記憶している。
サヤが表紙の巻だった。
僕はBLACKCATの壮大なネタバレを知ってから読み始めてしまったのである。
まず何よりも惹かれたのがその画力だ。
僕はこの時、絵を描くのが好きだったのだが、正直言って下手であり、全く向上も出来ずに悶々としていた。
僕は衝撃を受けた。
僕自身が書きたいと思っていた理想がそのまま目の前に現れたような想いだった。
そのくらい理想的だったのだ。
そこからは、BLACKCATをすべて購読して、何度も模写をした。
結局僕は、描くことを諦めたが僕の理想はずっと矢吹健太郎先生のままだ。
To Loveるの連載が始まった当初は、ハードボイルド路線と全く違うラブコメだったこともあり、なかなか受け入れることが出来なかった。
厄介ファンという奴である。
ただ、理想がそこにあるのだから意地を張っていた時期も短かった。
素直に可愛いし、エロティックなのだから男たるものリビドーには、素直であるべきなのだ。
アニメも履修し、漫画も読んで、僕はますます矢吹健太郎先生が好きになった。
To Loveる展は、非常に大満足な内容だった。
連載当時にタイムスリップ出来たし、歴史を追うごとに洗練されていく様に感動を覚えた。
沢山グッズも買って、友人と語り合って、幸せな時間を過ごせたのだった。
ただ、今日(昨日)僕は、人生で一番惨めな思いをしたのだが、この件に関して僕は語ることはない。
しかし、僕は今日(昨日)の事は、忘れないだろう。
鯉庵