悶々と
2023.3.7 毎日投稿 第64回
俺殺のキャラクターを作るのは楽しいけれども、その設定を物語にしていく過程で急ブレーキが掛かる。
物語の大枠や結末は、出来上がっているのに綺麗にまとまらない。
風呂敷広げて、収集が付かなくなるのは、僕が話を作るのが下手なのだが、設定や世界観を作っても「面白い物語にならない」
四の五の言わず、書くのも手だし、実際今までのやり方がそうだったわけだが、世の中で面白いと言われる作品はとても緻密でわかりやすいという事に気づいてから自分の作品のダメなとことが目に付いてしまって自虐をしてしまう。
あらすじで簡潔に説明できないような話はつまらないんじゃないかという当たり前のこともわかっていなかった。
鬼滅の刃は「鬼になった妹を人間に戻す」とか「鬼舞辻無惨を倒す」という明確な目標があって、そのレールの上に仏教のエッセンスや家族愛や人間ドラマがいろいろうまくかみ合って、誰にでもわかりやすく、作品で伝えたいことを伝えるという事をやっている。
僕もそうなるようにしたいのだが、なかなか難しい。
俺殺での大目標は「前世での因縁を断ち切って幸せになる」というのが、大前提だ。
でも今の設定だと幸せに離れないし、実際結末はBADエンドだ。
でもそれは、読んでくれる人を楽しませるという要素はあまりなくて、自己満足であるとも考える。
書く前からこうやって、考えている時点で、なんだか無意味なドツボにハマっているが、至って真剣だ。
いったん全部書き出して、消し手を繰り返すかもしれないが、とりあえずやってみようと思う。
明日は、主人公の妹をブログに書くつもりでいる。
鯉庵