無駄なプライド
2023.4.6 毎日投稿 第95回
今より10歳くらい若かった時の自分を振り返ると、無駄にプライドが高い人間だったように思う。
頭が良いフリをするバカという人間が、この世には多い。
自分もそのきらいがあった。
ポイントなのは、頭が良いというフリ乃至思い込みなわけだが、なんというか今思い出すと恥ずかしい限りである。
妙に意識が高く、自意識が高い。
昔投稿を読み返すと、その傾向が如実に表れていて、顔から火が出そうである。
難解な漢字ややたらと遠回しな文体。
他とは違うという自意識。
若さゆえの過ちというのは、本当に存在する。
今の自分は、肩ひじを張らずに小説を書けている気がする。
いい意味で初期衝動という奴に駆られて書いていると思う。
まぁ、文章力というのが身についているのかはわからないが、変に上手く書こうとしなくなった。
というのは、確かだ。
執筆中の小説も、昔書いていたものよりも、しっかり読む側の事も考えて書くようになっている。
昔はその分オナニー要素が強めだったわけだが……
まぁ、その分、今はない勢いがあったのも事実。
読者の想像力を掻き立てるようなエロ小説が書けるように頑張りたい。
鯉庵