相手に伝わるはずという思い込み
2023.4.19 毎日投稿 第108回
孤独のグルメseason10第2回の序盤のドラマパートで顧客が五郎に対して自分のイメージするリフォーム像を伝えるシーンがある。
五郎は星座の知識もなく、理解が追い付いていないが、それでも顧客側のイメージ像は止めどなく五郎に浴びせられた。
オタク気質な顧客は、早口で喋るし、「これぐらい知ってるよね?」というテンションで話すから五郎の理解が得られなくともどんどん話が進む。
人のふり見て我ふり直せという奴で、僕もゲーム制作でグラフィッカーさんにゲーム内のCGイメージを伝えるのがメインの役どころなので、自分のイメージを伝えるという事にかなり気を使っているつもりだが、自分のイメージがうまく伝わっていない場合もあるので、そういう場合はかなり苦労をする。
僕自身は、既に絵をかいていないので、頭の中の構図を伝える際は、文章や絵などを使って伝えるのだが、この画像ではこういう風なポーズだけど、角度が違いますだとか、細かな指定をする場合などもあって、ラフが上がった時にドンピシャな仕上がりであった時「プロってすごいわ」と感嘆してしまう。
話が逸れたが、僕は、相手も自分と同じ想定で書いてくれているだろうという思い込みが一番良くないと考えを改めるようになった。
付き合いの長い相方でも結構なイメージの差があったりするので、書面や図だけのやり取りである場合は、さらに注意が必要だ。
最近はちょっとこなれてきたのもあり、慢心気味なので、気を引き締めようと思い直した出来事だった。
鯉庵