ヘルドックスシリーズ 天国の修羅たち
2023.9.27 毎日投稿第267回
ヘルドックスシリーズ最終章をオーディオブックで視聴。
なんというか、オチが前2作に比べると弱い。
出月梧郎は壮絶な死に方をしてほしかったなぁという想いが在った。
死刑囚になるというのは、妥当ではあるけども最後まで理不尽なまま終わったほうが魅力的だったのではないだろうか。
暴力団を操縦するために、潜入捜査で送り込んだらソイツが根っからのヤクザになっちゃったからソイツ殺してというなんとも間抜けな作戦だが、ドロドロの内部抗争とそれぞれの陣営がそれぞれの思惑で動いてドツボにハマっていくのは面白かった。
フィクションだとはいえ、御上の邪悪な部分はあるだろうし、ただの日本国民としては巻き込まれないように気を付けて生きないとなぁという素朴な感想を抱いた。
まぁ、デカい組織の上層部が腐るのはどこも同じだと思うので、日々地道に頑張っているお巡りさんには感謝したい。
戦闘シーンは、全シリーズとてもよかった。
ファンタジーになりすぎない「人間同士」の格闘や銃撃戦はラノベ脳の自分からしたら、新鮮だった。
緊張感が文章から伝わってきて面白い。
映画切っ掛けで知った作品だが、映画との違いも多いに楽しめた作品だった。
鯉庵