ウマ娘の舞台その1
2023.1.29 毎日投稿 第29回
ウマ娘の舞台を見ることが出来た。
東京、人多すぎる。
人酔いなど何年ぶりだろうか。
まず品川駅からプリンスホテルに関してはすぐに見つかったのだが、いかんせん坂がキツイ。
一人で登るのにかなり苦労したいだが、途中見ず知らずのマダムに車椅子を押してもらいながら息も絶え絶えなんとか、30分前に到着。
ソレ以降は、係員さんに従って移動。
車椅子の指定位置は、決まっていたのでスムーズに移動できた。
が、ここで、僕は絶望する。
座席の列は割と前列だったのだが、位置が最悪であった。
ステージの端に位置していたのだか、僕の視界を塞ぐように、巨大な照明器具が、ズドンと設置されていたのだ。
しかも、その照明、舞台中に演出で使用されることはなかったのである。
ただの置物にステージの左半分の視界を塞がれ、僕の心は死んだ。
致し方ないとはいえ、コレは本当にキツイ。
舞台が始まるまで、僕は悔やんでいた。
しかし、舞台が始まった途端、その悔いは吹き飛んでいた。
初の舞台観覧というのを差し引いても、その衝撃は、凄まじかった。
まず、演出のタイミングが、絶妙であった。
ウマ娘たちの心象が演出によって作り上げられていて、役者の演技とは、別の次元で文字通り、世界を作り出していた。
他者からは決して見えない心の有り様をまざまざと見せつけられ、鳥肌がたった。
先に言っておくと、この舞台は、ヘリオスシナリオを履修した後に観ることをオススメする。
鬼気迫るを飛び越えて、刃物で抉られるようなダイイチルビーの心境は、舞台を観たものにしかわからない。
現地で見るべきだと、勧められていた理由がすぐ理解出来た。
それだけで僕は、この舞台を観て良かったと思えたのである。
まだ書き足りないが、今回はここまでに留めておく。
次回も、舞台の感想を書くことにしよう。
鯉庵