解釈違い
2023.3.28 毎日投稿 第85回
解釈違いというワードがおすすめトレンドに浮上している。
どうやらウマ娘のメジロアルダンの衣装違いが解釈違いだという事らしい。
オタクの悪い部分が丸出しになっている。
個人的な感想をTwitterにつぶやくのは好きにしたらいいと思うが「解釈違い」というワードを使用するのは、ちょっとお門違いではないだろうか。
いつだったか、とある漫画家が「二次創作が嫌いだ」という事を大っぴらに言えないという趣旨の主張を匿名で投稿して炎上したことを思い出した。
確かにそうだ、と僕も思う。
オタクは、自分の趣向と合わない作品を目にすると、すぐに「解釈違いだ」と言い出す。
それは、あなたの感想ですよね。という一言で片付くのに、あろうことか作者や公式にソレを言いに行く阿呆が沸くのだ。
創作に於いて、作者は唯一神である。
オタクが白だと思っても、神が黒といえば黒なのだ。
オタク同士が解釈違いで、泥沼の争いをしているのだから作者や公式はもっと大きな声で「解釈違いだ」と叫びたいはずだ。
それをしないのは、単に声に出すと面倒なバカが一定数沸いてくるからである。
それならきちんとした声明を出せというだろうが、出したところで屁理屈をこねたり、勝手な拡大解釈をするだけなのである。
バカにつける薬はないという言葉の通り、バカを相手にするのは非常に労力も時間も無駄なのである。
結局声を上げても、上げなくても結果は同じ。
キャラクターが好きで好きでたまらない。
でも私、僕の理想と違う! と思うのは個人の自由だが、あたかも自分の主張が正しいというように、吹聴するのは、如何なものかと僕は考える。
鯉庵