欠点
2023.4.23 毎日投稿 第112回
自分の作品を自虐的に語るのは良くないとは思うが、いろいろな作品を観て自分の作品に掛けている部分が在ると思ったのでそれを纏めて書き綴ってみようと思う。
ストーリーのあらすじがまともに書けていない。
これは、本当に致命的で、自分でも反省しているのだが、ストーリーラインが不明瞭だ。
簡単に言えば、僕の作品は最終目標がハッキリしていない。
ワンピースで言えば、ルフィーが海賊王を目指すだとか、ナルトなら火影になるだとかそういう明確な目標というモノがあるし、一番それがわかりやすいという作品は、鬼滅の刃の「無残を殺して禰津子を人間に戻す」ではないだろうか。
その目標に向かう道中をどう面白くするかというのが作家の味付けなのだろうが、僕の作品にはそれがないのだ。
身も蓋もない言い方をすると「書きたい設定やシーンがあって、それを優先的に書いている」ということだが、コレは何年か前にチャットで知り合った創作仲間にも指摘された点で「悪い意味での同人作品」と評された。
当時はちょっとだけ凹んだが、今振り返ってもぐうの音も出ないので、仕方ない。
あと、コレはちょっと恥ずかしいのだが、キャラクターが全部陰に寄りすぎている気もして、なんというか魅力がハッキリしない。
自分を客観視などと恥ずかしい事は言わないが、行動原理やキャラクター性が自分の言い訳がましい論理武装(論理と言えるかわからない)が自分が面白いと思った作品のキャラクターには在って、自分のキャラクターにはないような気がする。
まぁ、これは直前に知った86の影響もあるだろうが、自分はかなり極端な発想になりがちなので、キャラクターも極端な奴が多い。
まぁ、ラビや閻魔などは、結構魅力的に書けているかなとは思っているが、受けがいいかと考えた時には正直分らない。
面白い作品には在って、自分の作品にはないモノというのがこの二点だけでも致命的なので、今構想している作品ももうちょっと土台を見直して書こうと思う。
鯉庵